2013年11月15日金曜日

BT Multi-Interphone (インカム) レビュー & ヘッドホン改造

今回は 『BT Multi-interphone』 についてです。

インターコム (インカム) が気になる。というか購入してました。もう8ヶ月も前になりますが(笑)

インカムは以前B-COMを持っていたのですがヘルメットを落とした際にジャックの部分を破損。メーカーに問い合わせるも修理出来ないということであきらめていました。


ただ配線無しでiPhoneと連動して音楽やナビのアナウンスが聴け、なおかつグローブをしたまま音量や曲の選択(先送り、戻し)が出来る環境はB+COMを利用して以来ツーリングでは欠かせなくなっていますので、昨年デイトナ製の『聴くだけブルトゥース』をゲット。こちらは商品名の通り聴くだけの機能をもったアイテムですがソロツーリングにはこれで十分です(これについてのエピソードはこちら)。


最近ではほぼソロでのツーリングがメインだったので「会話・通話」の必要性が無く『聴くだけブルトゥース』で間に合っていたんですが、最近まれにタンデムをする機会がでてきたので久々に会話も出来るインカムの便利さを思い出しました。


タンデム時、インカムが無くても下道なら低速走行時や信号待ちなどで簡単な会話は出来ますが、高速となると身振り手振りで何かと面倒くさいです。ソロでもタンデムでも『聴くだけブルートゥース』でiPhoneから音楽を飛ばして聴いていたのですが、同乗者からの呼びかけに気づかなかったりするんですよね。いちいちボタン押して音楽停止させるのも面倒だし、話しかけられたとしても内容をとくに確認せずにとりあえずうなずくということもしばしば(笑)。


だからといって、B-COMを再度購入、しかも2台もなんて無理です。かなり高額なアイテムですし。そんな資金の余裕があるのなら新しいリアショック(OHLINS)かフロントブレーキ(BREMBO)に交換したい。あ、できればヘッドライト(HDのLEDタイプの)も変えたいし。。。


その矢先ネットで激安なインカム (インターコム) を発見。インカムを探す上での条件としてはBluetooth対応であること、通信・対話の時に自動で音楽が停止して通信終了後に自動で音楽が再生されること、プラス値段が安い。今回ネットで見つけた商品はこれらの条件を満たしています。っていうか、値段がペアのセットで5,580円(税込 5,859円) とは安すぎ!?


ブランド名などは無く、商品名は 『BT Multi Interphone』 とだけあります。これで検索すると、ヤフオク、AMAZON、楽天などでわんさかと出てきます。


安すぎて不安だったので、口コミや他の人柱になって頂いている方々のブログなどを参考し検討し。。。いろいろリサーチして、商品自体はまあまあ使えるということが分かりました。


レビューによる懸念材料としてはヘッドホンがイマイチで音量を上げると音が割れ、120 Km/hrまで通話/対話可能といいつつも実際は80-100 km/hが限界らしい。


さらに初期不良や商品にあたりはずれが有るという、『made in China』のあまりよろしくない品質レベルのイメージがそのまま当てはまる感じでしょうか。まあ、この価格なのでそこらへんは理解の上での購入しなければいけませんね。逆に言えば他の製品、B+COMとかの製造元はこの圧倒的に安い価格を見習って欲しいですな。


でも、いくら安い外国製品といえども購入して最初から壊れていたら話になりませんので、AMAZONや楽天などの返品などがしっかりした通販を通して購入を考えていましたが、結局値段の安さに負けてヤフオクにて購入。


出品者の業者の説明は『この商品は検品し確認してからお送りしております。交換・返品対応は一切できません。いかなる場合でも有償になります。ご理解の上ご入札下さい。』とありました。はい、きちんと読んでポチリました。それにしても「僕のところへ届く商品に限って初期不良なんて有る分けない」みたいな根拠の無い理由はどこからわいてくるのでしょうか。





商品:バイクインターコム(インカム)2台Bluetooth対応500M通話★A05A 2

落札合計(税込):5,859円
送料(税込):945 円
代引手数料(税込):630 円
合計金額(税込):7,434 円

ちなみに、この出品業者の支払方法は佐川の代引のみでした。


まず、デザインはそれほど悪くないです。操作もシンプル。日本語の説明書が入っていますが、なんだか自動翻訳の初期型を使ったみたいな文章で、なかなかお茶目です。


そして数回利用してみました。音質は期待していませんでしたが、音量を最大にしなければ音質は聴ける範囲です。どちらにしろジェットヘルだと風切り音が有るし音質はそこまで求めてなかったのでこれはこれでOK。でも音量は最大にすると音が割れて不快な音となります。

BluetoothなのでiPhoneから音楽とナビ音声をリンクして飛ばしてるのですが、残念なのは音量。。。このBT Multi-interphone を通すと音量が全体的に低くなるようです。でも音量最大にするとヘッドホンスピーカーの音が割れるし。なので、ジェットヘルだと80~90 km/hが限度か。100 km/h超えるとほぼ集中しても聞こえません。音質、音量、会話時のクリアさなどはやはりB+Comが圧倒的にいいですね。。。


バッテリー寿命は合格。1日のツーリングならほぼ問題なし(ランチや観光中の長時間利用しない場合は電源落として)。USB充電可能なので、いざとなったらモバイルバッテリーかバイクのUSB電源で充電対応も出来ます。


それと防水とあるものの、やはり試すのは勇気が要りますね(笑)今の所雨天時は外しています。


なにより値段が値段なので、あまり気を使わないで扱えるのがいいですね。下道での会話用と割り切ってしまえば良いアイテムです。


値段が値段なので、改造も。。。。 全然きにならんぜってことで早速いじってみました。


ま、このインカムでは定番のヘッドホンスピーカーの移植です。移植元もこれまた定番のaudio-technica イヤフィットヘッドホン ATH-EQ300M (¥708 通常配送無料 by Amazon)。


改造には半田ごてが必要となりますが。。。あったかな?最近では100円ショップでも手に入ると聞いていますが。。。と、ごそごそと工具箱を探していたらでてきました。多分小学校の工作(ラジオとか作るのが流行っていた頃)で買ったときの年代物ですが、まだ使えました。改造の詳細は他の方のホームページやブログでわんさか出ているのでここではダイジェストのみ紹介。




ナイフを使いホタテの殻むきみたいな要領でケースを外します。右側はヘッドホンのみなのでATH-EQ300Mのケースをそのまま流用することにしました。




むやみに外してBTの安っぽいケースに入れるよりは、そのまま使えるのであれば配線だけ処理して使った方が絶対に音がいいはず(ちなみにやっぱり音はその方が全然良かったです)。

左側はマイクが付いているし、この配線がなんとも貧弱です。BTの元々のケースにはマイクを固定する溝がついているので、この貧弱そうな配線と接点を守るためにもBTのケースを利用しました。


なので左側はスピーカーの完全移植オペレーションが必要。といってもATH-EQ300M のケースをペンチでペキペキと破壊して中身だけ取り出して移すだけですが。ATH-EQ300Mのスピーカーの方がBTのオリジナルのスピーカより薄いので、ヘッドホンについていた(そして不要になった)耳に当たる部分スポンジカバーを円形に切り抜いてスピーカーの後ろ側にクッション・スペーサーとして入れています。




で、さっそく視聴してみますと。。。ふむふむ音質はなかなかいい感じになりました。音量は、、、劇的には変わってないかな。音質が良くなった分、音量最大にしても音割れはなくなりました。なので、その分きこえやすくはなっているはず。


会話ができるというのは同乗者にしてみれば快適性、利便性、楽しみが増えて、よりライディングが楽しくなることまちがいありません。眠気対策というのもあるでしょう。ただ高速移動が多く、会話も高速道路上が多いようであれば、もうちょっとグレードの良いインカムをおすすめします。といっても、私のバイクは比較的騒音が大きい(排気音やメカノイズ)車体ですし、しかもジェットヘルでの利用なので、騒音が静かめなバイクやフルフェイスでの利用であれば使い勝手はいいかもしれませんね。


ソロツーリングでマイク利用の必要が無く、Bluetoothでスマホと連動して音楽やナビ利用するだけであれば、このBT Multi-interphone よりデイトナの聴くだけブルートゥースの方が断然おすすめです。聴くだけブルートゥースで付属のヘッドホンじゃなくてカナルタイプなどの密閉度の高いイヤホンなどを使えば時速12ホニャララkm/h以上でも、全然問題無い音質ですし、操作性もかなり良いです。プラス、単4電池を利用するのでバッテリーがなくなった時の対応も楽。

とわいえ、今回折角BT Multi-interphoneをいじったし当分はこちらを利用して様子を見ます。今回の改造で100 km/h 前後の走行で快適に使えればと期待しています。伊勢神宮ツーリングが控えていまして、どちらにしろこの長距離区間だと100 km/h くらいでのんびりと燃費走行しないと給油回数が増えてしまうので。。。

Door to Doorで伊勢まで470 kmくらい。私のスポのタンクが12.9 L。。。


東京の自宅から伊勢神宮までの区間の中間地点(東名高速上) のガスステーションが有るサービスエリアですと新東名の『浜松SA』が有ります。浜松SAは東京インターから223 KM、自宅からですと244 km。


244 km ってことは、約 19 km/Lの燃費走行で行けばギリギリ行ける。でも「ギリギリ」では困るので(汗)、私のスポの平均燃費である21 km/Lくらいでの走行ができれば一安心というところですね。100 km/hでガマン、、、じゃなくて、のんびり行けば(汗) 24~25 km/l 位の燃費になるかな??



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