2013年5月13日月曜日

自作キャリア: スポーツスターのデタッチャブル・ラック用

今回は自作キャリアについてです。

キャリアというよりはキャリアサポートと呼んだ方が正しいでしょうか。




私のバイクにはデタッチャブルシーシーバーとラックが付いています。

そのラックは私が現在使っているTanaxの『キャンピングシートバッグ2』は搭載可能ではあるものの、荷物台が小さいので何と無く安定性に不安がありました。

それを補うためにボードをラックに付けて台座面積を広げてバッグの安定をはかります。

ラックには格子状の溝が有るので、それに合わせて添え木をボードに取り付けて溝にピッタリはまるように設置しボードのズレも防止。取り外しも簡単です。

用意するものは:

450x300mm ボード(合板って言うんでしょうか?) 1枚

太さ20x37mmに近いサイズの角材。長さは150-160mm程度必要なので太さが合った長めの角材を1本。それをノコギリで適当な長さに切断します。

木ネジ4-6本(角材をボードに設置するのに使うので角材の長さより長くボードと角材の幅の合計より短い。ようはネジを打ち込んでもボードを突き破らない長さの木ネジ)。

カラースプレー(お好きな色で)。

まあ、これで制作費は2,000円以内です。


各部分を測って設計図を書いてみました。書いてみると中々楽しいもんです。

設計図に沿って角材を切り、ボードをラックに載せながら中心位置を調整して角材を取り付けます。まずは、テープで仮止め。




大丈夫そうだったら木ネジで固定。




スプレーでペイント。私は艶消しブラックを選択。バッグを載せたら見えなくなりますので、あまり仕上がりは神経質にはなっていません。というか、塗装は苦手なのでこんな感じが精一杯です。。。




で、完成したのがこちら。




普段全然日曜大工をしない割にはまあまあの出来栄えです。

台座の大きさはTanaxのバッグを拡張しない通常の状態(59ℓ)で丁度良いサイズです。拡張した状態(75ℓ)でも十分な支えになります。下の写真は75ℓにバッグを拡張した状態です。



横から見るとバイクの重心がかなり後方になっていますが、走行には支障は有りませんでした(が、もちろんいつもより慎重に無理な動作はせずに運転してました)。



ママチャリの荷台にミネラルウォーターのケースやお米を載せて走った事がある人は経験があるかと思いますが、重心が後ろになると走行中にハンドルがとてもぶれやすくなります。バイクでも同じことが起こる可能性もあると思いますので、重量がある荷物はサドルバックなどに入れて重心をできるだけ下のほうにする方が良いかと思います。

とにかくこれでタンデムも可能になりました。

作成は昨年秋にしたのですがやっとこのGWの伊勢神宮/和歌山ツーリングで出番がきました。


往復1,600キロプラスの長旅も問題無し。安定性も抜群でした!



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2013年5月12日日曜日

2002 スポーツスターにバッテリー充電カプラー取り付け

今回は私のスポーツスターではなく、兄のスポーツスター(2002 XL883)のメンテのお話です。

兄はバイク歴は私より全然長いのですが、仕事柄全然乗ることが出来ないので私がメンテをしています。乗らない割にはカスタムへの思いは強く、かなりイジリ倒して彼なりの美学を追求してるようです。

ただ、最近は年数回乗るかどうかの状態。しかも自分の家にでなく私の住んでる家に置いてあるので、乗る直前に「乗れる状態にしておくれ」という依頼が来たりします。そんな時はやっぱりバッテリーの状態のチェックですね。

ということで急な依頼でも前夜から簡単に充電出来る様にカプラーの取り付けです。


まずは、バッテリーケーブルを取り外すため、シートを取ります。


とりあえずバッテリーの状態をチェック。電圧はひん死状態ですな。


バッテリー本体を自由にするために、バッテリーを押させているカバーを取ります。


旧スポはバッテリーがむき出しですが、これがまた荒々しくカッコいいですね。


ケーブルを緩めます。バッテリーはインチでなくミリ(10ミリ)のレンチです。


バッテリーを外してチェック。


接点を綺麗にして接点グリスを塗ります。


カプラーは、オンラインショップの「ヒロチー」で600円くらい。取り付け前にこちらにも接点グリスを。


旧スポって意外とシート下がすっきりしていてケーブルがまとめ易いですね。カプラーも丸めてうまく収まりました。


こんな感じで充電します。


充電完了。これだけ電圧あれば新品同様!


ただこのカプラーはヒューズが着いてないので雨に濡れたら大変です。そんなに頻繁には使わないのでビニールテープでこんな感じで保護しています。


久々にバイクに乗れて兄も満足の様でした。兄弟でスポーツスター XL883乗りってのも珍しいですかね。でもお互いのバイクは同じモデルとは思えないほど全然違いますね〜


また夏にでも一緒に走れるでしょうかね。



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2013年5月10日金曜日

キャンプ道具レビュー:ガスカートリッジ交換機

今回はガスカートリッジ交換機のレビューです。

プリムスのガスカートリッジはPG-110サイズという小さいサイズを愛用していますが、毎回購入するとなると結構な出費です。

そこで昨年からこちらのアイテムを活用しています。




Amazonで2,500円でした。

ガス缶の再利用に加えて役立つのは中途半端にガスが残った缶など一つにまとめられることです。




ただし、通常の気温で使用するレギュラーガスと寒冷地で利用するハイパワーガスはガスの種類が違うので混ぜると炎が全然安定せず使えませんのでご注意を。



こちら韓国製の交換機ですがデザインもカッコいいですしとてもしっかりとした造りです。



使い方も二つの缶を交換機に取り付けてガスを充填する方を下にして置きつまみをひねるだけ。あとはほっとけば勝手に充填されてきます。

有ると重宝しますのでオススメです。


余談ですがGW連休の狭間、5月2日は午後休みを取ってソロキャンプツーリングに行ってきました。

今回は道志にある「ネイチャーランド オム」に初めていって来ました。小川がサイトに流れ、マス釣り場もあったりして一見家族向けですが、サイト内は意外と広く森林の中なので静かな時間を求める人でもOK。



GW後半開始の前の平日だったので道路もサイトもガラガラ。都内から1時間ちょっとで到着です。



小川も森も独占です。



夜は冷え込みましたが、小川のせせらぎを聞きながら小さな焚き火台に火を入れて温まりながらじんわり夜酒を楽しめました。



設備も綺麗にメンテされてました。平日とはいえGWシーズンのピーク時期でしたが料金は大人1人、バイク1台、テント1張で実際の値段を忘れてしまったのですが1,500円程度と手ごろな値段でした。中央道から相模湖IC経由で来る場合、スーパーが一件ありますが食料の品揃えはイマイチなので都内で買い揃えた方がベターです。



いよいよキャンプシーズン。ガスカートリッジ交換機も活躍してくれるでしょう。またこのキャンプ場にも来たいと思います。


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2013年5月8日水曜日

スポーツスター オイル交換の記録 (& 方法)

連休最終日は予定が空いていたので千葉の房総半島ツーリングに行ってきました。ちょっと早起きしてツーリング前にチャキチャキっとオイル交換をしてしまいます。前回はオイルフィルターもミッションオイルも交換したので、今回はエンジンオイルのみ入れ替え。なので、排出して新しいオイルを充填するだけの作業なので20分程度でできる簡単な作業です。

連休前半は伊勢神宮、紀伊半島のロングツーリングにも行き、丁度前回から3,000キロの交換時期。前回は年初の車検時期だったのでほぼ半年振りの交換です。冬の週末はスノボなので距離はあまり伸びませんね。


朝一、近場のガソリンスタンドまで給油に行きがてらエンジンを暖気しておきます。

帰ってきたらエンジン下にあるドレンチューブの栓を取り、廃油受けを置いてしばらくほっておきます。その間にツーリングの準備と朝のコーヒーを。

やっぱり半年振りの交換だからでしょうか。いつもよりドロドロと黒ずんでいるような。。。


抜けきったらドレンの栓を戻してオイルを充填です。最近使っているのはこちら。前は鉱物オイルの黒のボトルを使っていましたが、昨年からレブテック シルバー(PUREオイル)です。


黒ボトルとそれほど走りは変わらないのですが(のような気がしますが)、オイル自体はエンジンに良い用です。ご参考までに以下、AmazonよりRev Tech Pure (シルバー) の説明の抜粋です:

"RevTech Pureは、Harley-Davidson用オイルの中でも最も進化したオイルです。このオイルは、炭化水素の濃度を上げ、汚染物質を除去する効果がある画期的な水素接触分解法を用いて精製されています。精製されたベースオイルは非常にピュアで、透明です。このベースオイルにより、化学合成オイルに近いパフォーマンスを得ることが可能になります。また、腐食の原因となる物質を90%減少させることにより、エンジン寿命の増加をもたらします。さらに、オイルの安定性を高めることで、沈積物を50%減少させ、従来比3倍の耐酸化性を得ることに成功しました。"

値段もベースオイル(黒)と比べて殆ど変わりませんので、やっぱり車体にも私の精神的にもシルバーの方がいい感じですね。

ガッツクロームの通販にてオイル交換セットを購入しています。 エンジンオイル交換のみであれば、エンジンオイル3本と廃油パックのセットでなんと2,199円

ちなみにミッションオイル(ギアチェーンケースオイル)を足したセットで2,829円です。オイルフィルターが1,000円でOリング(ミッションオイルのドレンボルトに必要です)も42円と、オイル系統をフル交換しても4,000円以下で済んでしまいます! やっぱり、オイル交換は自分でするのが一番ですね~。

フル交換は2回の交換のうち1回だけなので、もう一回は今回のようにエンジンオイル交換のみ。エンジンオイル交換だけであれば、スポーツスターの場合(2004年式~)、必要な工具はマイナスドライバーのみです。ドレンチューブの栓を止めているホースバンドを緩めるのに使います。

私のような素人でも簡単に出来てしまう作業ですし20~30分もあれば完了する作業なので、特別な工具も不要なので普段メンテをしたこと無い方でも取り組みやすい作業ではないでしょうか。とっても安上がりですしね。

エンジンオイル交換のみであれば作業はこんな感じです:

1. エンジンの暖気: 10分程度家の周りを走ってくる感じで十分だと思います。
2. ドレンチューブの栓を締めているホースバンドを緩めて(マイナスドライバー)、栓を取りエンジンオイルを抜き取ります。ドレンチューブはエンジン後方の下部をのぞくと(サイドスタンド側から)すぐにそれらしいのが有ります(え、こんなの?ってくらいシンプルなチューブです。車体によっては少々仕様が違うみたいなのですが、大体こんなもんです)。エンジンオイルタンクの蓋を外しておくと抜けがいいです。

廃油パックをチューブの下に置くのを忘れずに!私は5リットルのオイルトレイを利用していますが、廃油パックに直接いれてしまってもOKです。トレイは廃油の状態をみれたりするのであると便利です(プラス、なんとなくプロっぽい 笑)
 

3. ドレンホースの栓を戻してホースバンドで締める:エンジンオイルが抜けるまで5~分くらいかかります。最後はポタリポタリと垂れるのですが、車体を軽くゆすってポタポタがある程度収まったら大丈夫です。車体ゆするさいに廃油パックやトレイを蹴っ飛ばさないように!

4. 新しいオイルを注入:車体右側にあるエンジンオイルタンクの蓋から新しいオイルを充填します。通常、オイルは3本用意します。まず2本は全部入れてしまいましょう。3本目は1/4~1/2程度いれつつ、エンジンオイルタンクの蓋についているオイルゲージで量を確認します。私の場合大体オイルゲージの棒の真ん中あたりを目安にしています。入れすぎると私の相棒はキャブレターがパスンパスンとクシャミする際にエンジンオイルを噴出すので。真ん中が丁度いいあんばいです。
今回写真撮るの忘れたので過去の古い写真ですが、
こんな感じでどぼどぼと入れちゃいます。

※エンジンオイル交換のみのさいですがオイル2本充填した時点で私のバイクのオイルゲージではあとちょっと必要補充が必要なだけの量を指しています。たかが1/4~1/2程度を入れるために新しいボトルを開封してしまうのはもったいない。。。なので、私は邪道ではありますが、前回のオイル交換時に余ったオイルを取っておいてそれを使ってしまっています。一応入れるまでに確認はしますが、開封から有る程度時間経っていても新品にしか見えないくらい綺麗ですしね。なので、今回もエンジンオイルを3本買いましたが、実際使ったのは2本のみと前回あまったエンジンオイルです。 尚、余ったオイルの活用方としてはエンジンパーツのオイル磨きという手もあります(詳しくはこちらのエピソードで)。


前回交換(車検の時) 27,043キロ
今回の交換(2013年5月6日) 30,188キロ 


次回はオイル系フル交換です。ミッションオイル交換はある程度工具が必要なのですが、作業自体はとても単純ですので試してみてはいかがでしょうか?(過去の参考エピソードはこちら)

余談ですがこの間、伊勢神宮・和歌山ツーリングの帰り、自宅近くの早稲田大学近辺で走行距離が30,000キロ突破しました! 2006年式ではありますが、2011年1月に走行距離7,300キロの状態で購入したので、2年5ヶ月で約23,000キロ。冬はスノーボートがメインになるので実質2年なので大体1年11,500キロ程度のペースで乗っている計算です。単純計算で年4回のオイル交換なのでやっぱり自分でオイル交換をした方が経済的ですね。

今シーズンもよろしくな、相棒!


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