2012年9月9日日曜日

北海道キャンプツーリングシリーズ Lesson 2 バイク整備やウェアとか

北海道キャンプツーリングは無事に成功!最高の思い出もでき、その記録としてシリーズで記録を残しつつブログ書いてます。今回はその第二弾、出発前のバイクの整備やライディングのウェアなどについてです。

まずはバイクの整備:

1 エンジンオイル & エアクリーナーエレメント交換
前回交換時 19,000km
今回交換時 20,678km
仕様オイル レブテックシルバー 3本
※前回オイルフィルター、ギアオイルと交換したんで今回はエンジンオイルのみ。前回交換時から1,700キロも走ってないですが北海道ツーでは多分走行距離3,000キロは超えそうなので出発前に交換です。旅が終了したらもうオイル交換の距離(一応3,000キロ毎に変えるようにしてます)は走っているので、オイル交換2回分の量をガッツクロームにてオーダー。帰ってきてからはプライマリーとオイルフィルターも交換するフルオイル交換です。


 今回はS&Sエアクリーナーのフィルタ(エレメント)も新しく交換しました。これでたくさん北海道の空気をすわせてエンジンもご機嫌!今回のフィルターは銀色のメッシュ状なので古いフィルター(汚れてはいましたが写真ほど汚い感じではありせんでした、、)と比べると新しさが目立ちます。元々の色が濃い赤っぽい色でしたので並べると汚くみえますね。
 最近はキャブレターの燃調がうまくいっているので、オイルの吹きこぼし(クシャミ)も少なくなり、エアクリーナーからエンジンオイルが滴ることが少なくなりましたが、それでもたまにあります。オイル足れると車体もズボンも汚れるし。。。ということで最近はペーパータオル(車バイク用の厚手のやつ)を小さくたたみ、フィルターとカバーの間に挟み込み「おむつ」のようにして余ったオイルをすわせています。

シンプルにオイル交換のみの作業なので20分くらいで終わる予定でしたが、あ〜やっちまった。廃オイルの受けパッド蹴っ飛ばしちまった(涙)このあと1時間くらいかけて掃除することになります。。。

2 タイヤ交換 
純正ダンロップ→メッツラーマラソンに変更。ならし運転(皮むき済み)
※丁度タイヤ交換時期も近かったので(詳しい内容はこちら

3 ボルト増す締め
フットステップ、エンジン周り、マフラー、ハンドル周り、それとその他普段あまり見てないところも重点的に増す締めしました。ハーレーや振動の大きいバイク乗りはトルクレンチは保有しておきたいツールです。ホームセンターなどで2,000円前後で売っていると思います。適正トルクで締めるのも大事。フットステップとかは結構なトルクで締める必要がありますので、手ルクレンチでは厳しいっす。それと、おちたらマズいってボルト、例えばエアクリのボルトやマフラーをホールとしてるやつとかは、ロックタイトなどのネジ緩み防止剤を塗って対応したいです。

4 バッテリー充電と点検
USB電源をバッテリーから引いてナビやiPhoneの充電に使いますので、出発数日前から充電(トリクル充電)、出発直前までしてました。また、ケーブルとバッテリーの接点に接点グリスを塗りましょう。あと、気をつけたいが(特にスポーツスター乗りの人)ケーブルをバッテリーに止めているボルトの増す締め。あまり強く締めすぎては駄目らしいですが、走行中の振動でここが緩んで外れることがまれにあります。走行中に外れるとエンジン止まります(恐)私も経験ありますし、昨年知人のバイクが東名高速で逝ってしまいました。冷静に考えれば思いついて対処出来たんでしょうけど、パニクって結局レッカー(涙)急にスピードメーターの針がストン!って落ちたり、ガクガクと右左に動いたりしてエンジンが止まったりしたら、まずはバッテリーケーブルが外れてないかチェックしてみましょう。定期的にゆるみのチェックはした方が無難です。それとこのボルトはインチでなく10mmのレンチが必要です。バッテリー収納場所が狭いので、出来るだけ小さいやつを車載工具に忍ばせておくと安心ですね(純正工具に小さくて携帯便利なのがついてます)。

ま、こんなところです。大した事はしてませんが、日頃のメンテプラス、日頃あんまり気にしてなかった所も確認する良い機会にはなりました。点検は出発の最低2〜3週間前には済ませましょう。万が一不具合を見つけたり、パーツ交換なんて事になったら取り寄せとか時間かかるかもしれませんし。ショップ入院や点検必要となったらそれも時間かかりますしね。私は1ヶ月半ほど前から交換パーツ(エアフィルターやエンジンオイル)をオーダーしてゲットして点検も済ませました(自己点検のみですが)。プラス、私の北海道旅行はお盆の翌週(8月18日〜)で、ショップが開いてない、もしくは開いていてもちょー混雑しそうなんで早め早めに対応。仕事では見せない計画性と実行力を発揮!!パーツの取り寄せもネットショッピングだとお盆前やお盆中の発送手配をしてない所も多いです。


ジャケットについて:
次に、ライダー(自分の)装備についてです。初めての北海道。しかも場所によって天候や環境も様々と聞いていたので何きてけば良いんだか検討が付きませんでした。。。ネットで見ると3シーズンジャケットやレザージャケット着てくって人が多いようですし、実際現地では3シーズンジャケットが目立ちました。ただ、その時関東は猛暑まっただ中。。。北海道行きフェリー乗り場、北海道から戻ってきて東京まで走る間の燃えるような暑さを考えるとどうしてもメッシュ以外考えられません。寒かったらフリースやウィンドブレーカー、レインウェア着込めば良いんだし。

結論から言いますと、私の場合はメッシュで正解でした。私の滞在中は北海道でも珍しいくらい暑い日が数日続き日中はかなり暑かったです。湿度が低かったせいか、走り出すと暑さは気になりませんでした。

ただし、朝方、夕方、日暮れはメッシュじゃ寒いです。初日は5時過ぎに小樽を出て稚内目指したんですが、午前十時くらいまで寒すぎて、ウィンドブレーカーとフリースをジャケットの下に着ていました。それ以後は全部着込む事は無かったですが、日中はロングTシャツにメッシュジャケット、朝夕夜はウィンドブレーカーをジャケットの下に着て調整して丁度良かったです。晴れた日の日中は暑いのでメッシュがやはり気持ちよい。

間違っても半袖とかで乗らない様に!安全性もそうですが、北海道でのライディングの時間は自然と長くなり、日焼けガンガンします。それと虫。8月半ば過ぎでもうトンボがいっぱい飛んでましたし、でかい。当たると痛い。夜の高速、虫の雨です(おぇ〜)ほんと最初雨降り出したと思いましたよ、旭川に向かう夜の高速であのバグの大群に突っ込んだときは(汗)
 高速乗ってものの3分くらいでこの状態。。。

 オホーツク海側は雨。。。こんときはもの凄く寒かったです。。。
 雨が降ったり止んだりすることもありますが、そんな時は迷わずレインウェアを着ます。休憩中に合う自分の目的地方面から来たライダーさん達と今までの道のりの天候情報などを交換したのも役立ちました。


ヘルメットについて:虫、大きいやつもいるんでジェットかフルフェイスがおすすめです。半ヘルにマスクとゴーグルのライダーもいましたが、そこまでするんであればジェットでいいじゃん。っていうか大きい虫、ぶつかるとジューシー(おぇ〜)。シールド無しは考えられん。アルコールワイプ(もしくは窓ふきワイプ)も持っていくと便利です。一日数回は使うんで。ホクレンのガススタンドには大抵窓ガラス用のタオルが置いてあるんでこれも使えます。海沿いとか走ると潮でスクリーン汚れますし、埃もつくし。折角だから綺麗な景色は綺麗なままで見たいですしね(トンボの残骸が視界に入るとか無しで)!!

グローブについて:今回持参したグローブは2種類。一つは指先の開いたパンチングレザーグローブ。グローブしたままスマホやナビ操作、地図めくったり写真撮ったり、メット装着、バッグの開閉などなど、夏はやっぱり指無しグローブに限ります。でも朝夕寒い、手がしびれる。もう一つはレイングローブ。こちらはウエットスーツと同じ素材でできてるやつ。濡れないのではなく、濡れ手も冷えないグローブです。長時間のライディングはやはり手が冷えてきますが、悪天候の時は休みも多くとりますし、今まで問題無し。北海道でも問題無し。指無しグローブで寒かった時一度だけこれを代わりに使いました。
次回もこのセッティングで私はオーケーです。

ライディングパンツについて:今回はジーンズは2本持参。1本はユニクロの普通のジーンズ。もう一本は、前の冬シーズンから使ってるエドウィンの防風ジーンズ。旅前半の小樽〜稚内〜オホーツク/網走〜知床あたりまでは防風ジーンズが当り!天候も悪い日があったので丁度よかったです。後半は普通のジーンズで十分。防風だとちょっと暑すぎる。次回は、中間をとって厚手の生地のジーンズにしたいと思います。

ブーツについて:愛用のハーレーのレザーブーツを履いていきました。横がジッパーになっているタイプで脱いだり履いたりするのが楽。雨天時はブーツカバー付けます。レインウェアですがブーツカバーは持っていきましょう。日帰りならともかくロングツーリングでブーツが濡れるのは絶対避けたい。ブーツによってはなかなか乾かないし、夏の気温では生乾きは不衛生かと。先ほども書きましたが、降りそうであればレインウェアとブーツカバーは装着しちゃいましょう。降りそうな時って大体曇りの時だろうし、であれば気温はそこまで高くないはず。であれば着て走ってもそんなに東京の用にサウナスーツ状態にはならないかと思います。


レインウェアについて:北海道ツーリングの持ち物のトップランクに入るギアです。レインウェア、雨用手袋、ブーツカバー、これらのアイテムはかなり重要です。コレ無しでは無謀な旅です。必ず持っていきましょう。っていうのは、持ってない人もいましたんで。。。本来の雨具としての性能ももちろん大切ですが、それと同等に防寒着としての役割もこなしてくれます。バイク用でも頭を隠すフード付きのもあるんで、これは走行時というより、観光やキャンプサイトでの悪天候時に役に立ちます。バイク傘持っていかない人なんで。それとレインギアはケチるな!きちんとしたバイク用のをゲットしましょう。といっても1万も出せば結構良い物が見つかるはず。予算に余裕があればゴアテックスがやはり良いみたいですが、、、重要アイテムではありますが、毎回着用するアイテムでは無いんで3−4万の出費は痛い。。。 ケチるなってのは、ドンキとかでバイク用であい安い凡庸のレインコートとかのを買うのはお勧めしないってことです。せめてバイク用であればなんとかなりますが、悪天候・環境の中で自己安全を守る道具なので、自分の予算内で出来るだけ良い物を集めたいですね。

性能はまあまあ満足レベルのヤマハのレインウェア。でもオレンジ。ダサっ。ま、雨天の運転時は目立って安全性向上ということで我慢してますが。

次回、第三弾は道具や持ち物とかについてかな。



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2012年9月7日金曜日

北海道キャンプツーリングシリーズ Lesson 1 バッグ選び

あっという間に8月も過ぎ去り夏が駆け足で遠のいていますが、私の夏はめまぐるしく「遊び」に忙しく、有給休暇を使いまくるという暴挙にでていたのでした。

そんな中、ついに、ついに!念願の北海道キャンプツーリングに行ってきました!期間は8月18日〜8月26日、すばらしい1週間の一人旅でした。

今回は、この旅の記録として、パッキング、準備、道具、計画、旅程、実際の感想や帰ってきてからの反省点など、思い出しながら、思いつきながら、数回のシリーズにして書いてみます。

という事で、まず第一回目、レッスン1はバッグです。なにせ1週間の旅なので荷物の量は半端ありません。

本題に入る前に今回の私の旅スタイルを簡単に説明します。旅の方法、特に宿泊方法などによってはパッキング方法や量も変わってきますので。

1 宿泊は可能な限りキャンプ(実際はキャンプ3回、RH宿泊1回、YH宿泊1回、ビジネスホテル1回)
2 昼は外食、夜は自炊(主食のお米とレトルト系のおかずは持参、軽食やドリンク、酒は現地調達)
3 衣類は3日分、1〜2回現地で洗濯(実際は2回洗濯しました)

キャンプツーリングとなるとやはりキャンプ関連の道具が一番かさ張ります。今回のキャンプスタイルは、簡単に自炊で夜食をすませ、その日の経路や途中で書いたメモなどをまとめ旅の記録を整理、次の日のルートの設定と経路の確認、酒、酒、酒、そして寝る。そして早起きしてGO! と、いわゆるBBQや料理を楽しむいつものキャンプツーリングとは違い、体を休めるというのが目的となります。もちろん経済的に宿泊費を大幅にカットするというのも大事な目的です。天候が良ければより北海道の大自然を身近に感じられますし。夜食も簡単で費用も安く押さえ、できるだけ浮いた資金はガッツリとランチに投入(海鮮!肉!)という計画です。

と、前置きが長くなりましたが、本題のバッグについてです。

今回私が選んだのは、シートバッグ、タンクバッグ、サドルバッグ(片側のみ)の3つのバッグです(実際には工具を入れているツールバッグもですが、こちらはバイクに常設なんで今回は数に数えてません)。

積載の要となるメインのシートバッグには、TANAXキャンピングシートバッグ2。最大75リットルの容量を誇る、ツーリングライダー向けに作られたバッグです。こちらは過去にも何回か書いているので、バッグについての詳細はそちらを参照ください(過去のブログチェックはこちら)。59〜75Lと容量をアジャスト出来るんですが、今回はずっと75Lのマックス状態です。とてもタフで良く出来たバッグです。型崩れしにくい構造になっていますが、積載量を調整しないとバッグが重みでフニャリます。コツとしては、バッグの真ん中(シートに置く部分)辺りに重い荷物(私の場合はテント、ペグ、料理器具など)を置き、シートからはみ出るサイドの部分にはシェラフなどの軽い荷物を入れて、重みでバッグが垂れ下がるの防止しました。

次にタンクバッグです。生まれて初めてタンクバッグ購入しました。あんまりカッコとか良くないと思っていて敬遠してたんですが、今回の旅にはCanon の KISS (一眼レフ)を持っていきたかったのと、シャッターチャンスを逃さない様、直ぐにカメラを取り出したいという事もありタンクバッグを付ける事にしました。問題は相棒のスポーツスターのタンクが細く、ガスキャップが突き出てる事。普通のバッグだと納まりが悪そうだし、ガスキャップでバッグも付き上がってかっこわるそう。。。と悩んでたら、あるんですね〜、スポのタンクにあったバッグが。


ヘンリービギンズ(Henly Begins) HBタンクバックMIL/A5エグリ
Amazon で6,177円、しかも送料無料。

なんでスポ用かといいますと、バッグの下がエグれてて、そこにちょうどガスタンクのキャプの部分が収まるという作りです。 



 思ったより小さかったんですが、一眼レフにはピッタリ。奥行きはちょっと余る程度。高さもそれほどきつくなく、バッグの蓋も簡単にしまります。


 A5版のツーリングマップルにピッタリ。


 今回の秘密兵器の一つ、ポータブルナビもこのように入ります。ちなみにiPhoneも入りますし、上部の透明のカバー越しにナビ、iPhoneともに操作可能です。
注意点としては、そのままバッグを取り付けるとタンクが傷つきます。私の場合、カメラの出し入れを頻繁にしていたのと、キャンプ場でタンクバッグを外して地面に置いたら、バッグを固定する強力なマグネットに砂が付き、気づかずに取り付けて、細かい傷になってしまいました(涙)この問題は、北海道の前のテストキャンツーで気づいたので、北海道に行く前に荷造り用の透明のテープをタンクバッグとタンクの接触する辺りに貼り付けてタンクを保護しました(透明の大型セロテープみたいのは、帰宅後離したら糊がタンクに残ってしまいました。幅の広いビニールテープの方が糊が残らないようです)。ちなみに、マグネットで固定ですが、高速走行でもビクともしませんでした。

サドルバッグはデグナーのNB-1です。こちらは12L。このバッグは取り付けるか悩んだんですが、結局取り付けて正解でした。こちらのサドルバッグには、0円マップ、北海道キャンプ場ガイド、ウィンドブレーカー、温泉セットなど、出し入れを頻繁にする物だったり、その他シートバッグからとり出すのが面倒な物を中心に入れてました。

ということで、全体的なシルエットはこんな感じです。


結構なボリュームに見えますね、流石に。でも、今回はこの3つのバッグで十分な積載量でしたし、次回は持って行く物を再度検討してよりコンパクトに出来るんじゃないかな。

では、レッスン2に続く。次回はバイクの準備(整備)についてとかかな。


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