2013年4月15日月曜日

スポーツスター:アルミホイールの洗浄について

久々の更新となりますが、今回はスポーツスターの私流のホイール洗浄についてです。



私のスポ(2006年式 XL883) は、アルミダイキャストホイールです。リム(外周)は他のアルミパーツ同様にポリッシュされていますが、スポーク部分はいわゆる「梨地」と言われる表面が荒くザラザラした仕上がりになっています。

どうせ綺麗にしてもすぐ汚れるしと、いつも軽く洗うだけでしたが今回たまたま時間が出来たので久々にがっつりと洗う事にしました。




全然洗ってないのでドロやら錆やらくすみやらですごいことになっています。 



リムの下側は雨水とかも貯まり易いのでとても汚い。



前輪のローター辺りですが、ここも洗うのに根気のいる場所ですね。。。スポークにはもうこすっても落ちなさそうな黒いシミみたいのが。



いつも思いますが、この黒いのはブレーキダストとかのシミなのかアルミの錆なのかな。どちらにしろガンコで厄介な汚れです。



後輪もリムの部分は前輪同様に水垢のような錆(だと思う)が。ここまで来ると通常の洗浄やホイール用の洗剤などでは落ちません。


全体的に薄黒く汚いです。 


しばらくほっておいたのでブレーキディスクには錆が、、、

と、ここまでが洗車前の状況。これからガツンガツン洗って行きます。今回は冒頭にも書きましたが私流の荒治療方法ですので、お試しは自己責任で!



大体揃える道具はこんな感じ。一番使うのは左の青い柄の100円ショップで買ったクツ用ブラシです。これがホイールのローター部分やスポークなど洗う際に便利。中性洗剤を通常は使いますが、今回の荒治療ではあまり出番はありません。ナイロンスポンジも通常はこれでゴシゴシするだけです。真鍮ブラシはホイール全体するとかなりの労力なので錆が酷いスポーク部分などスポットで利用。

今回の秘密兵器は、写真右下の物体。。。スチールウールのボンスターです。これでガシガシと磨いて行きます。ちなみにこれは洗剤(クレンザーみたいです)を含み結構泡立ちがいいです。




まずは水をたっぷりかけてドロとかを浮かせます。



それにしても、この汚れ具合。。。バイクに謝りつつ作業を続けます。 


まずは洗剤付きボンスターで全体を洗います。泡立っている時に柄の長いクツぶらしなどでスポークや手の届き難いところをゴシゴシと洗って行きます。ホイールと一緒にボンスターでブレーキディスクも洗っちゃいます。

で、まずはこんな感じ。まあいつもは頑張ってもこれくらいで終わらせるのですが、今回はこれからが本番。



というのは、近くでみると下の写真の様に錆びが目立ちます。



スポークの裏側の黒ずみもなかなか落ちません。


 あまりに酷いところは真鍮ブラシで磨きます。でもあまりしすぎると「梨地」がとれてツルツルになってしまう!?かもしれないので、かるく表面をなでるように。でも、そんな軽い力では大してそこまでピカピカにはなりません。



私は手がでかく狭い隙間は苦手なので特に狭い後輪はホイールクリーナーにもたよります。



錆の酷かったブレーキディスクもボンスターで復活。 



全体的にみると、この段階でも結構綺麗には見えるんですけど。。。


今回の最大の敵はリムのこの白くクスんだ部分。ボンスターでかなり力を入れてこすると有る程度は取れますが、かなり労力と時間がかかります。




下の写真のリムの向こう側はボンスターのみでゴシゴシしてみた箇所。リムの丁度真ん中から手前側がくすんでいるのがお分かりになりますでしょうか?




でも結構力作業なのですぐバテる。


頑張ってもまだクスんだ範囲は広い。前輪と後輪の各側面をボンスターだけでくすみを取ろうとしていたら一日かかります。


ということで、本日の荒治療。ピカールで光ーる作戦開始です。

最初の洗浄で使ったボンスターを適当な大きさにちぎって大量のピカールを塗り込み、指で押しあてるようにリムに沿って磨きます。ガンガン磨き、拭きあげて仕上がり具合を見ながらくすみが取れるまで作業を繰り返します。


割と地道な作業ですし、ある程度力作業ですがアルミパーツを磨くのが好きな私にとっては楽しい作業。腰が痛くなるのでキャンプ用の小さい椅子などに座りノリノリの音楽を聞きながらでも作業すると良いかと思います。手が真っ黒になるので厚手のゴム手袋などをした方がいいです。


で、こちらが結果です!

参考に下の写真は洗浄前。
BEFORE
そして、こちらが洗浄とピカールでポリッシュ後。
AFTER
リムのくすみも頑張って取り除きました。


スポークはまだすこし作業が必要なものの、リムの輝きでごまかせるでしょう(笑) 



リアも良い感じに綺麗になりました。



いつもの様に写真撮り過ぎでしょうか。。。




足周りが綺麗になるといつもの洗車とはまた違う満足感が得られますね。



がっちり磨いた後は少しでも長持ちする様にお願いしながら「プレクサス」で表面保護です。



今回の荒治療作業のおさらい
  1. たっぷり水で洗浄、埃とドロを落とす
  2. 中性洗剤やボンスターなどでさらに洗浄
  3. 手早く洗浄は考えず、スポーク一本一本を洗うくらい根気よく。ホイールクリーナーも併用すると便利
  4. リムの汚れが酷いようであれば、ボンスターやナイロンタワシ(スポンジ)でピカールなどを使って磨く(研磨する)。ボンスターの方が荒いのでガンコなしみなどにはこちらが楽。
  5. 研磨した後は表面保護。私はプレクサスやシリコンスプレーなどを使っています。ブレーキやブレーキディスクなどにかからないように注意(作業の終わりにパーツクリーナーなどで脱脂をお勧めします)
あったら便利そうな(個人的に欲しい)アイテム:
バイク用ジャッキ(やっぱりバイクを前後に動かしてホイール洗浄するのは面倒。これがあればホイールくるくる回しながら作業出来ますね)
ラスターシール(リムの汚れとりや表面保護にとても良いと聞いています)
マザーズのホイールクリーナー(これも高性能なクリーナーでガンガン汚れを落としてくれるらしい)

アルミダイキャストホイールの自己流の磨き術なので、こんなホイールの洗浄方法やってますというご参考までに。



翌日筋肉痛になりました。。。


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4 件のコメント:

  1. こんにちは。いつも為になります。 自分もココやらなきゃなーと思いつつ手がでない所です。 暑くなる前に頑張りたいけど・・・コイン洗車でドバーッと終わらせてしまいそうですw。

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    1. こんにちは。僕も同じです。。。どうせ汚れるからとホイールはいつもはチョロっと洗うだけなんですけど、たまにガッツリ綺麗にしてあげるとバイクがみちがえるほと綺麗に!ただ、結構時間がかかる作業なので、、プラス結構疲れる作業。やっぱりこまめに洗浄するほうがいいのかもしれませんね~

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  2. はじめまして。同じく883XLを相棒にしています。タイヤ交換のついでにホイールを磨きあげようと思いましたが、あまりの頑固な汚れにお手上げ状態でいたところこちらのブログにたどり着きました。あのざらざらした部分の汚れ…かなりの強敵ですよね~ボンスターとピカールで頑張ってみようと思います。

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    1. SCKさん、こんにちは。コメントありがとうございます。参考にしていただいてうれしいです!たしかにあの汚れ、頑固ですよね。ブレーキのディスクが邪魔しておくまで手が届かないですし。。。スポークを綺麗にするにはホイール外してガシガシと磨いちゃいたいのですが、私には大掛かりな作業すぎて。。。でも外側のリムだけでも綺麗にするとかなり見違えますので、がんばってください!もし他に良い方法など発見しましたら教えてください!

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