2014年9月25日木曜日

キャンプ用品レビュー:BULIN ポータブル ガスランタン BL300-F1

九月の連休に有給も絡めて遅めの夏休みをとる予定でしたが、残念ながら仕事が忙しくキャンセル。

本当はこの機会に10-11泊かけて九州と中国地方を予定していたのですが(´Д` )

幻のロングツーリングとなりましたが、そのキャンプツーリング用に新たにアイテムをゲット。 

今回はそのレビューです。



BULIN ポータブルランタン BL300-F1
価格: ¥ 2,380 
国内配送料無料(一部例外あり)


ランタンは昨シーズンから、小型のLEDランタン『GENTOS(ジェントス) EX-431CW』(このアイテムのレビューはこちら) を愛用していましたが、今シーズンになり車でのキャンプの際に使い始めたキャプテンスタッグの大型のガスランタンがご機嫌で、やっぱり火の優しい明るさが雰囲気も良いということでメインをガスランタンにすることに。

ただキャプテンスタッグのガスランタンはサイズが大きくバイクでのキャプテンツーリングには積載に不向き。小型の物を探してはいましたが、メジャーなブランドはコスト的に気軽にポチる価格ではない。高い買い物して使いはじめて「やっぱりLEDが便利だよね」なんてことにもなりかねる(´Д` )

と、Amazonでサーチしていたら、今回のアイテムに辿り着きました。

このBulinは中国のメーカーだそうで、他にもいろいろとアウトドア用品を販売しているようです。「ガス=火」が絡むアイテムですし、安全面、品質などが心配ではありましたが、Amazonのレビューではなかなか良い評価。

何よりこの価格!もし失敗してもダメージは少ないです。

料理に使うガスバーナーがプリムス製なので、同じガスカートリッジが使える物を探していました。なのでやはりプリムス製の小型ガスランタン『PRIMUS(プリムス) IP-2245A-S 』が良かったのですが、価格が1万円くらいするのでちょっと予算的にきつい。

今回のBulin製は形状も似ているし、コンパクト。Amazonにはを見るとプリムスのガスカートリッジを使用している写真も掲載されていたのも購入の後押しに。

ポチってから約2日で到着しました。箱はこんな感じ。


中国製なので表記も中国語。


説明書は中国語と英語で書かれていました。日本語は無し。


付属品は、本体、マントル3枚、説明書、プラスチックケース。マッチはサイズの目安に置いただけです。


手にとって見ると小さいですね〜☻


Amazonレビューでは、付属のマントルがしょぼく、スノーピーク製のマントルにすると明るさが増すとでていたので、私もこれをゲットしました。

別々の発送で、スノーピークのマントルの到着が遅かったので、取り敢えず付属のマントルでテスト。

ガスランタンの取り扱い経験が浅く、マントル装着方法もあまり分からなかったのですが、YouTubeでこのランタンのマントル装着方法が出ていたのでそちらを参考にしたら失敗せずにできました。やって見ると簡単。

以下、ご参考までに取り付け手順:

まず、ランタン上部の蓋を止めてる金具を横に引っ張って外します。


蓋を外して、ガラスのホヤも外す。




本体のガスが出てくる菅のクロースアップ。先端と下部に溝があり、この溝にマントルを合わせます。



次にマントルの準備。まずは広げてみます。


口が狭い方が(付属のマントルでは緑)が上側。下側(ピンク)の口から、本体の管を通して、先ほどの管の溝に合わせます。




このBulinにはイグナイター(着火装着)が付いているので、それをよけてマントルを装着。


そしたらマントルのから焼き。臭い煙が出るので屋外でしましょう。何となくイグナイターがマントルに接触していますが、から焼きするとマントルが縮むので大丈夫です。


着火マンみたいなのがやりやすそうですが、今回はターボライターを利用。淵に火をつけるとジワジワと燃え広がります。




全体に火が回るとこんな感じ。




見てくれが悪いですが、こんなんでOKなのです。




そうしたら今度はガスカートリッジに本体を装着。





一気に燃やしちゃいます。そうするとこんな感じに真っ白く。




しばらく置いて冷ましてからホヤをマントルに触れないようにそーっと装着して完成!早速、試運転。




レビューで言われている程、付属のマントルは暗くないですね。十分に使える明るさかな。


キャプテンスタッグの通常サイズのガスランタンに比べるとさすがに照射範囲は限られますが。




取り付け時はいびつな形のマントルも、いい感じな形になりました。





短時間試しただけですがホヤのフタはかなりの高温に。ここは取り扱い時に注意が必要ですね。




マントル装着後の耐久性やガスカートリッジの持ち具合ですが、昨日、道志の森にて試してきました。残念ながら到着早々にお酒を飲んだ(飲み過ぎた)せいか、すっかり写真とるの忘れてました。。。

マントルは問題無し。ガス燃費ですが大型のタンク(下の写真のと同サイズ)を午後5時くらいから夜10時過ぎくらまで。どちらかといえば「中」くらいの強さで使っていましたが、大体60〜70%くらいガス缶を使いました。同じサイズを使用しているキャプテンスタッグの大型ランタンとそれほど大差の無い使用量で思ったほど低燃費では無いかな。焚き火とかしてる間は明かりは必要ないんで、そういう時はこまめに消すなどしてガス燃費を稼げば一つ小さいサイズのガスカートリッジで一晩もってくれるかな。

ガスカートリッジですが、プリムス、キャプテンスタッグ、両方とも問題無く使えました。

明るさはソロ〜2名くらいのキャンプツーリングでは十分かと。手元範囲を照らすのであれば、これでOKです。

付属のケースに入れた状態でバイクに積んで約半日ツーリングしたのですが、峠/高速走行後も特に異常なしです。



暗闇に浮かぶ淡い灯りは、LEDには無い暖かさが有って雰囲気も良いです。やはり使い始めるとガスランタンは持って行きたいアイテム。BULINのランタンは携帯性、コスト、パフォーマンスも満足です。



後は耐久性ですが、何か問題点があればまたアップしたいと思います。



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2014年8月21日木曜日

スポーツスター:リアブレーキのトラブル & エンジンオイルドレンホースの交換(& オイル交換も)

あっというまに夏も後半突入。仕事も忙しく更新が滞ってしまってました。

今回は7月後半に起こったリアブレーキのトラブルについてと、エンジンオイルタンクのドレンホース交換をしたので、そのメンテナンス記録です。

7月後半、出先の山中湖からの帰りにリアブレーキがスカスカになる症状が出てきました。もともとブレーキが甘いスポーツスターですが、坂道でリアブレーキ踏んでも車体を支えられないくらい(ズリズリと下がってきてしまう)位までにスカスカの症状に。

出先から慎重に東京に戻り、その足でハーレーダビッドソン新宿へ緊急持ち込み。

症状をメカ担当の方に伝えると、リアのマスターシリンダー内部のトラブルで、バラしてみないと原因がわからないとのこと。内部のパーツが劣化や破損なだけだとパーツ交換のみでOKだけど、外部(マスターシリンダー)自体の不具合だと全取り替えとなりパーツだけでも4-5万円くらいかかるかもと。。。

こればっかりはプロにお任せするしかないですし、修理・交換しないってチョイスは無いのでお願いすることにしました。

持ち込みの点検中にメカの人からオイルタンクから出ているドレンホースも劣化してヒビも入っているので、これも交換した方が良いという指摘が。私も気づいてはいたんですが、年末の車検の時に修理しようと思ってたんですよね。。。予算的にも。ま、これもトラブルになってからでは大変なことになるので、この際一緒に修理しましょ。エンジンオイルのドレンホース交換=オイルも交換、、、この間交換したばかりなんですけどね。。。修理しても夏の旅行に行く費用がなくなる。。。

交換された古いパーツ
オイルでギトギトだったので、袋から出して
写真撮るのはやめておきました

結果、リアブレーキはパーツの劣化からくる症状だったので、パーツ交換・オーバーホールのみの作業済みました(ほっ)。ついでにフロントブレーキもオーバーホールも依頼。Fもメンテらしいメンテをしたことが無かったので、この際F/R両方同じ時期にしてしまえば今後の交換時期がわかりやすいかなと。

ということで、メンテの記録&同じ症状になられた方のご参考になれば:

修理日: 2014年7月25日
修理時の走行距離: 40,924 km

作業内容部品名部品番号数量単価部品代工賃
リアブレーキ
マスターシリンダー OH
¥9,720
フロントブレーキ
マスターシリンダー OH
¥9,720
ドレンホース交換¥4,860
エンジンオイル交換¥0
KIT REBUILD, RR/MSTR CY42810-04B1¥9,520¥9,520
KIT REBILD, FRT/DUAL/M42809-04B1¥9,460¥9,460
DOT 5 BRAKE FLUID, 12-0418002201¥3,920¥3,920
TUBE, OIL DRAIN63596-061¥2,140¥2,140
CLAMP101421¥300¥300
Engine Oil HD360 20W50626000233¥2,270¥6,810
小計¥32,150¥24,300
合計¥56,450


オイル交換の記録:
前回交換時: 2014年6月21日 @ 39,849 km
今回交換時: 2014年7月25日 @ 40,924 km
走行距離: 1,075 km
仕様オイル: HD純正エンジンオイル

思いもよらぬ出費となりましたが、ブレーキという安全運転のかなめとなるパーツですし大事に至らぬ前に修理できたから良しとします。

ブレーキの修理代より、エンジンオイルの交換の方が痛いな。。。1,000キロしか乗ってないし、純正のオイル高い。。。ドレンホース交換と一緒だったので、オイル交換の工賃は大目に見てもらってますけど、自分で交換する2回分の費用です。。。しょうがないですね。

リアブレーキ交換後は「おおー、効くじゃん!」って感じに。前はグーっと踏まないと効きませんでしたが、ちょんって踏むだけで効きはじめてレスポンスが良くなりました!

緊急な持ち込みでしかも良く週末のツーリングに間に合うように整備していただいたHD新宿には感謝感謝です。


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2014年6月27日金曜日

スポーツスター (2006) レビュー

今回は私の相棒のスポーツスターのレビューについてです。

乗り出したばかりのころにレビューを書くオーナーは多いですが、乗り出して数年たったあとのレビューはあまりないですよね。

ブログのネタが少なくなっている今日この頃(汗)、改めて自分の相棒であるスポーツスターの検証してみます。



車種: XL883 Sportster
メーカー: ハーレーダビッドソン

年式: 2006年

当時、このカタログの写真にやられました。今見てもカッコ良い!
現在のバイクは2010年1月に中古で購入。7,000キロ程度走行車両で約65諭吉位だったかと思います(バイク屋さんの売り上げ追い込みである年末に商談を始め、その当時乗っていたFXDBIを相場より高めに下取り、車体価格の値下げなどしてもらいました)。

このバイクを選んだ理由

2005年に一度、同じ車種(06' XL883)のバイクを購入(大型免許取得後最初のバイクでした)。しかしその10ヶ月後に盗難にあい、FXDBI ダイナ・ストリートボブに乗り換えて4年近く乗ってから、たまたま中古車で最初に購入したスポと同じモデル・年式のバイクを発見し即決乗り換え。


即決した際のバイクの写真。
ユーメディア横浜新山下店にて。
2006年モデルはキャブレター車の最終モデルとなります。07以降はインジェクション。どうしてもキャブレター車が欲しかったこともあり2006年モデルはずっと気になっていたバイクでした。

キャブレター車、特にハーレーのキャブはあまりメカに詳しくない私でもいろいろなメンテナンスや調整ができるので、日頃のメンテやちょっとしたチューンアップも一緒に学べますし、よりバイクに対して愛着が湧いたと思います。今や旧式なスタイルに入るかもしれませんがタフですし壊れません




FXDBI ストリートボブ も素晴らしいバイクでしたが、さすがに重い。エンジンが1580cc有ったのでとてもパワフルで乗っていれば重さは気になりませんが、車高も低いですし、峠道の多い日本の道を走るにはスポーツスター883位がちょうど良いと感じていました。スタイル、乗り位置もスポーツスターの方が個人的にあっています。ちなみに私は身長180cm、体重68キロくらいのヒョロ長タイプです。



先代のストリートボブ

デザイン 車体のデザイン及び機能性

私も含めスポーツスターを選ぶ人は、このバイクのシンプルなデザインに惹かれて購入するのだと思います。初めてスポを買ってからもう10年。あれからモデルチェンジもしてないバイクですが、今でもスタンダードなXL883が一番カッコ良いバイクと思っています。最近のC.V.O.、いわゆるHD社が手掛けてうるカスタムバイクもカッコ良いですが、やはり原点となるXL883が好き。

機能性については、そこを重視して乗るバイクではないのをわかっているので。。。ただデザインの観点からいえば十分機能性に優れたバイクだと思います、積載性などを除けば。無駄がないデザインでどのパーツの配置も理に適っている。

「シンプル」=「飽きない」というのもスポのデザインの魅力の一つですね。


エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など
他社製の同程度の排気量のマシンに比べると非力な部類にはいるのかもしれませんが、一般的な利用では十分すぎる性能を発揮します。

スポに乗る前(大型免許取得前)はHonda V-twin Magna (250cc)でしたので、中型バイクに比べるとやはり圧倒的に速いしパワーがある。


トルクはあり、滑らかです。メカノイズが大きいので高速での走行は最初は気になるかも。60キロ以上になると排気音よりメカノイズの方が大きく感じます

私のはキャブ車なのでエンジンの技術的には古い方タイプになりますが、長距離などでもエンジン自体の不調もなくタフです。良く言われるエンジンオイルの漏れ/滲みも、現在乗っているスポも以前乗っていたスポもありませんでした(個体差があるかと思われますが私の周りではあまりオイル漏れの話は聞きません)。



走行性能 走りのフィーリング及び操作性

私の乗り方としては200~400キロ程度の日帰りツーリングやキャンプツーリングをメインに、年3~5回の1000~1500キロ程度のロングツーリング(関西方面など)です。海沿い、峠道、高速道路の組み合わせがほとんど。キャンプ場などでは未舗装の道路を走る必要があります。

①ギアシフト

スポーツスターは日本車に比べると低速・ギアの利用域がかなり広いです(1~2速を使う頻度が多い)。日本車とか教習所とかですと走り出してすぐに2速、その後は基本トロトロ運転でも2速を使いますが、スポーツスターはこの領域はほとんど1速です。他のバイクの1~2速レンジを1速でカバーしてる感じ。速度で言うと0~40キロくらい(50キロちょっとまでだせます)は1速で普通に走行できちゃいます。国産車と同じ感覚で都内の狭い曲りかどとかを低速で2速で曲がると、多分エンストするんじゃないかなってくらい。でも、乗ってるとすぐ慣れますし、1速だからといってアクセル離すとガッコンガッコンとなることも無いです。

峠道、上り坂ですと、基本的に2~3速がメインです。ヘアピンでは1速まで落としますが、基本的にガチャガチャとギアチェンジする必要はあまりありません。ちょっときつめの峠ならひたすら2速。車体が重いせいかコーナーの立ち上がりはもたつき感がるので、2速でエンジン回転高めで走るとスムーズにコーナーが楽しめますトルクがあるバイクなので回転数さえちょっと高めでエンジン回してれば、立ち上がり後グオーといい加速をしてくれます。他車のように2速でもエンジンブレーキでアクセル離した瞬間にガッコンガッコンなることもなく、峠でもスムーズな乗り心地です。下り坂である程度のスピードからでも気兼ねなく2速まで落とせます。

②コーナリング性能

マフラー位置が低めに設置されていてフットステップがせり出ている構造なので、バイクをあまり倒してコーナリングすると登りのコーナーではすぐに擦ります。それに峠道では倒しても劇的には曲がるバイクではありません(私のスキルもありますが、、、)。ニーグリップする箇所も無いです。

コーナーではスポーツバイクのようにバイクと体を一緒に倒す(リーンウィズ)、もしくは体がバイクの内側に来る(リーンイン)という乗り方より、バイクを体より倒して曲がる『リーンアウト』の方がスポーツスターの場合だと曲がりやすいと私は感じています車体が重いので連続コーナーでバイクも体も一緒に傾ける動作を切り替えしながらするのは大変ですし、レスポンスも遅くなる。リーンアウトの方がその点連続するコーナーでも楽に操作できます。

あとコーナーでは『スローイン・ファーストアウト』(コーナー手前で内側により十分に減速、コーナー途中から徐々にアクセルを開けてイッキにコーナーの外側めがけて抜けてく)というライン取りがこのバイクでは一番スムーズかなと感じています。

とてもバイクを扱いやすくスピードとバランスのコントロールが出来る乗り方の一つですし、大型を乗り始めの方や初めてスポーツスターを乗る方にもこの乗り方はおすすめします。基本的な乗り方ではありますが慣れれば軽快にコーナリングを走れるようになるはず。

③ブレーキング性能
ブレーキ性能は普通。国産車に比べるとキュキュッと止まりませんが(というか、多分ぜんぜんブレーキ効かないって思うかも)、ハードな高速走行からのブレーキングやストップアンドゴーのような乗り方をするバイクではないので、この性能で問題は無いです。重量のあるバイクなので急ブレーキをかけるとすぐにリアが滑り出します。なので出来るだけ前の車やバイクとは車間距離を空けるようにしています。

乗り始めたころはリアブレーキを多く使う傾向にありましたが、乗り慣れてきた現在はフロントブレーキも怖がらずにガッツリ使えるようになってきて、タイヤロックも少なくなり制動力が良くなったきがします。私のバイクにはダブルディスクブレーキがついていますが(通常はシングル)、シングルディスクとの違いは正直あまり感じられません。重くなった分不利かも(笑)。今は重いブレーキユニットより軽くて性能の良いシングルブレーキユニットへ次は変更したいと思っています。

④高速走行

高速道路の走行もいたって普通です、いい意味で。他車と比べなければ特に不満に思ったことは無いです。排気量の大きいバイクや大型国産車からの乗り換えだと、高速の上り坂とかでパワー不足を感じるかもしれませんが、法定速度プラス20キロ程度の範囲であればぜんぜん余裕です。十分加速もできますし、タンデムや荷物満載していても追い越しで苦労したことは無いです。重量がある分、クルージングの安定性はしっかりしているので長距離で疲れにくい方のバイクだと思います。

乗り心地 乗り心地のフィーリング

初めてスポーツスターに乗る前はHONDAのV-Twin Magna (250cc)でした。ハーレーの中でも一番小さいエンジンサイズのスポーツスターですが、さすがに中型車から乗り換えた際はそのパワーや高速での速さに驚きました。

乗り心地は悪くないです。これはシートにもよるかと思いますが、純正のシングルシートは体への負担が少ないシートの部類に入るかと思います。このシートで関西方面や北海道を走っていますが不満はありません

バッドランダーシート(2人乗り仕様)も一人乗りの利用は問題ないです。運転席側は座りやすい形状。

エンジンの振動も大きい部類に入るバイクですが、高速を半日以上走行していても特に手がしびれるとかは経験無いです。ダイナストリートボブの時はハンドル位置が高かったせいもあり、2時間くらい続けて走ると手、指先がしびれてきました。後に聞いた話ですが、心臓と同じ高さやそれより高い位置のハンドルは血のめぐりが手先まで届かなくしびれるんだとか。

タンデムで関西方面とかも行ったことありますが、幅の広めのシートとシーシーバーの組み合わせだったので快適だったようです。バッドランダーの様に後ろが細めのシートは30分で苦情がでます現在はタンデムの際は純正のシングルシートに純正のタンデム用ピリオンシートを付けてますが、これが一番乗り心地がいいようです。これより細いのはおすすめしません。相方のバイクツーリング同乗回数が極端に少なるなるのは必至です。ミドルサイズのシーシーバーがあるのが理想です。が、あると同乗者の居眠りに注意(それくらい快適になる)。あと、後部座席に乗る際、リアのステップ位置が割と高いところにあるので膝が曲がり気味になり、長時間の走行時は足がしびれてくることがあるみ
たいですので、こまめに1時間に一度は休憩を入れた方が良いです。

2004年以降のモデルにはラバーマウントというエンジンと車体の間に振動を吸収するパーツが付いたので、特に振動による問題や疲れはないです。もちろんエンジン振動は大きいく、アイドリング中はエンジンがゆっさゆっさ揺れてますが、走行時にライダーにはその振動がそこまで伝わらない仕組みです。良く言う「エンジンの鼓動」は十分、ってか他のバイクより全然感じられますし、スポーツスターらしくカッコ良いポイントだと思います。


取り回し 取り回しやすさ


駐車場などでの取回しは慣れるまでは重いと感じると思います。実際260キロを超える重量ですし、大切なバイクを倒すまいと最初はビクビク。でも怖かったらバイクにまたがって出し入れすればいいんです。またがらずに移動させる際は、後ろにバイクを出すとき、シートの部分に自分の腰下あたりを当てて体で支えながらすると楽です。コツさえ掴めば他のバイク同様にすんなり扱えるようになります。私もバイクを後ろに動かしたりするのは苦手でしたが、ディーラーの人に教えてもらって練習し、怖がらずに積極的にチャレンジしていたらいつもまにかできるようになりました。でも足元の悪いところとか、危なさそうな所ではまたがってしてます。

車体の重さのディスアドバンテージとしては傾斜のあるところでの取回しですね。上り傾斜でバイクを押すにはなかなか苦労しますし、坂道ともなれば押して上がることはほぼ無理です。

街中での取回しや走行は特に大変だと思ったことは無いです。バイクが見えるところに置けるカフェなんかに行くのは楽しいです。




積載性

。。。はありません。車検証も入りません(私はバッグやジャケットの中、もしくは椅子の下に挟むとかしています)。マシン自体の積載性は全くないスポーツスターですが、搭載できるツールやバッグの種類は豊富です。




基本的に積載はバイクにくくり付けることになります。もちろんETCも外付け。ETCについてはリアのショックの下、バッテリーカバーの後ろあたりにつけるETCケースがあるのでそれを活用しています。

日帰りツーリングにはソロで行く際、以前はデグナー、現在はデイトナの12-13リットルサイズのサドルバッグ(合皮)を利用していますが、仕様上、付ける位置的にどうしてもバッグ装着の高さが稼げないので峠に行くとバッグの底やベルトを擦ります。なので最近はウェストバッグを活用することが多いかな。一応雨具と手ぬぐい(温泉用)を常時忍ばせてます。でもサドルバッグは有ると絶対便利なので、高速メインのソロツーリングにはやっぱりサドルバッグですね。


シートバッグを使えばキャンプツーリングも全然問題ないです。私は現在TANAXの『キャンピングシートバッグ2』を利用。これで59-75リットルの容量(容量は調整可能)。ソロキャンプには十分ですし、荷物を選べばタンデムでもキャンプツーリングは可能です(リアキャリアが必要になります)。

タンデムの際は、シーシーバー装着しているのでシーシーバー後部に装着できるツーリングバッグを使用。25リットルくらいの容量でしょうか。雨具2人分は余裕。これらを他のバッグに入れて外付けにしてしまえば1泊くらいも余裕な容量です。





燃費/燃費の満足度

燃費はYAMAHAが出しているスマホアプリ 「つながるバイクアプリ」で計測を続けています。ガソリンスタンドで給油するたびに走行メーターとガソリン給油量を入力してその都度また総合の燃費を記録してくれます。




現時点での平均燃費は21.0km/lです。最高が26.5km/l, 最低が14.7km/l。

最高燃費はビーナスラインにて(たぶん50-60キロレンジでの走行が続いたためと思われる)。最低燃費は首都高~中央高速~河口湖線の区間をフル?ロットルで走ったとき。

高速道路では法定速度+/-20km位でだいたい21~23km/lくらいです。

あまり街中をメインで走ることがないので、街中だけの燃費はわかりませんが、街中、下道、峠道を多く走った際の燃費は大体18-20km/lでした。

ガスタンクが12.9L入るので平均燃費を考慮すると270キロ程度走る計算になります(ただし走る状況や環境にもよるので、200キロを超えたら給油した方がいいと思います)。


価格


新車で当時88.3万(883なだけに!HDなかなか粋な設定にしてくれています)。

フルノーマルで乗る人ってあまりいないと思うので、結局15-20万くらいは投資しちゃうんですよね。そう考えるとお買い得かどうかは。。。それでも全く損したとか高すぎって思ったことは、可能な限り投資額を少なくしなくてはいけない財政状況の普通のサラリーマンレベルの私でも一度も無いです。

ちなみに、ノーマルのXL883はシングルシートのみで、タンデムステップもついていませんでしたので、別途購&二人乗り仕様への登録変更が必要です。

その当時(2005)、新車の車体割引は無かったのですが10万円分くらいパーツで還元みたいなキャンペーンがあったので、それでタンデムができるシート(バットランダー)、タンデムステップを買った覚えがあります。あとは純正のアラーム(つけたにもかかわらず盗まれましたが。。。しかもアラーム解除&乗り逃げ、どうやったんだ?)。

タンデムをするにあたりデタッチャブルシーシーバーのセットを買ったり、サドルバッグを取り付けたり、ETC取り付けたりと、ある程度のツーリング水準を求めるためにはちょこちょこと装備品が必要になってきます。

それと、ハーレー買った直後はやっぱり他の人と同様、いろんなマフラーに手をだしましたね。。。

当時はHD純正品でも海外通販ができたので、直接現地から取り寄せるなどして投資額を抑えてましたが(だってほとんどのパーツが半額以下ですもん)、数年前から直接海外から購入は原則禁止となってしまったのは痛いです。

まあフルノーマルでも十分楽しめるバイクだと思うので「価格」には十分満足しています。その後もネットでパーツ選びとか安く買える方法を模索したりとか楽しみにながらやってます。


愛車の気に入っているところ

  • デザインも作りもシンプル
  • メンテナンスも自分で行えるものが多く、維持費はそれほどかからない
  • アフターマーケットのパーツが豊富
  • スポーツ走行、のんびりクルージング、キャンプ、タンデム、ロングツーリングなど、私にとってはどのシチュエーションでも満足いくレベルで乗れるバイク

愛車の不満なところ


  • スピードメーター(純正)が雨天時に曇る
  • 「でかい=えらい」みたいなバイク乗りに不要な同情をまれに受ける
  • まれに中型のバイクに峠でブチ抜かれる
  • 走行スピードと車間距離でブレーキングでリスクを低くしているもの、急制動時のフルブレーキには不安が残る
  • 基本のメンテナンスは自分でできて費用を抑えられるが、緊急時や大がかりなメンテはディーラー頼みとなり、大きな出費がかかると思われる

もう1台持つなら
荷物の積載能力と走破性の幅が広くロングツーリングができるバイク。いわゆる「アドベンチャー・ツアラー」とかには大いに興味があります。予算など現実的に考えるならホンダのNX700かTriumph のタイガー800とか。


ハーレーについて
ここ数年 『XL883』、スポーツスターの最もスタンダードなモデルは残念ながらカタログのラインナップから姿を消しました。近年ではHDプレゼンツの「C.V.O.」的な純正カスタム車両を多く見ます。ハーレーに乗って9年。世代もトレンドも変わってきたのだなと感じています。昔はたまにディーラーに顔を出してニューモデルを見に行ったり試乗したりしてましたが、最近では必要な時にだけしか寄りません。

特に最近のモデルが嫌いなわけでもないんですが(というかとてもカッコ良いモデルが多いです)、なんとなくスタンダードモデルを葬ったHDにちょっと残念な気持ちがあるっていうか、このモデルがあってこそC.V.Oが映えるんじゃ?って個人的には思うんで。。。

トレンドについて行くのではなくトレンドを自分たちが作るとうい強い姿勢を保つHDは会社としては良いことをしていると思いますが、スポのように50年以上伝統あるバイクに乗る人の多くはもっとゆっくりとバイクの進化を見守りたいって気持ちになるんじゃないでしょうか。

一番シンプルなXL883のようなスタンダードモデルを自分らしいマシンにコツコツと仕上げていくという選択肢も、これからスポーツスターに乗るライダーに残して欲しかったです。

現行モデルが出てもう10年くらいたちますし、もしフルモデルチェンジとかになったらやぱり寂しい気持ちになるんでしょうね。

ハーレーダビッドソンについて。特に文句はないです(パーツが高すぎるってこと以外は)。乗り始めたころはいきがって、スポーツスターを選んでたまたまそれがハーレーだったんだ!みたいなことをつぶやいていましたが、今あらためてそう感じています。ハーレー乗りじゃなくてスポ乗りなんです。


総合的評価

最先端のバイクではないですし、性能もすごい良い訳ではない。でも走り・乗り方の幅は広く、デザインも昔とそこまで大きく変わらない。初心者から上級者まで楽しめるバイクだと思います。

パーツも豊富だしいろいろなスタイルにも合う。ずっと自分らしくカッコよく乗れる凄いバイクです。

バイクを買った時、「一生モノ」を買うんだ!ってくらいの意気込みでしたけど、その気持ちは今も変わらず。ほんとスポは長い間付き合っていけるバイクです。スポーツスター好きです。私にとってはベストな相棒です。



2014年6月21日土曜日

メンテナンス:スポーツスター フルオイル交換(エンジン&プライマリー) @ 39,849 km

今週末にフルオイル交換(エンジン&プライマリー)をしました。今回はその記録。




① エンジンオイル交換

前回交換時: 2014年4月11日 @ 36,152 km
今回交換時: 2014年6月21日 @ 39,849 km
走行距離: 3,697 km
仕様オイル: レブテック・シルバー


② プライマリーオイル & エンジンオイルフィルター交換

前回交換時:2013年9月16日 @ 32,893 km
今回交換時:2014年6月21日 @ 39,849 km
走行距離: 6,956 km
仕様オイル: レブテック・ギア&チェーンオイル
フィルター: オイルフィルターブラックTC88 04以降スポーツ GUTS CHROME

使用パーツ

オイル交換フルセットレブテックシルバースポーツスター用・レブテック(RevTech)
GUTS CHROME 3,024円
オイルフィルターブラックTC88 04以降スポーツスター
GUTS CHROME 952円
消費税 318円
送料 600円
O-ring 247円 (NAPSで購入)
合計4,894円


こちらが使ったアイテム。シルバーがエンジンオイル(3本)、白がプライマリー(1本)。右下の黒いのはオイルフィルター。その左がプライマリーオイルのドレンボルトに付けるOリングとシールテープ。これらはオイルが漏れ防止のアイテムです。青い容器は古いオイルの受け皿。有ると便利。


そして最近ホームセンターでも手に入る作業用のペーパータオル。厚手でなにかと便利です。そしてパーツクリーナー。オイルパックは使用済みの古いオイルを捨てる箱になります。こちらの箱はガッツのセットに含まれてました。


使う道具はこんな感じ。マイナスドライバーはエンジンオイルの弁を止めてる器具に。短めが作業しやすいです。長い棒はトルクレンチ。ハーレーのボルトには締める強さの基準値が設定されています。強すぎても弱すぎても駄目ってことですね。これはホームセンターで2,000〜3,000円程度で売っていたと思います。いろいろと使う用途が多いので一本あると良いでしょう。左の黒いのはオイルフィルターを外す器具。レンチと併用して使います。それと5/8インチソケット、T27トルクスが必要です。


交換方法は過去のブログでも取り上げていますので、そちらを参考に!

早速オイル抜いたらドレンプラグに白いスライムみたいのが、、、たしか水分とかがエンジンオイルと混じって腐るとこんな感じになるとか。。。酷くなる前に交換できて良かったです。


前回の交換から2ヶ月程度しかたってなかったですが、大幅に走行距離が3,000キロ超えたせいか、オイルは結構汚れてました。


オイルフィルターも外して、きっちりエンジンオイルを抜き取ります。

そしたら次はプライマリーオイル。プライマリーはギアボックスの下にあるドレンボルトからオイルを抜きます。ボルトの先端にはマグネットが付いていてギアのカスとかが底にくっつくという仕組み。今回も結構ギアのカス、くっついていました。


ボルトを綺麗にして、新しいOリングとシールテープを取り付けます。Oリングは今回はナップスによった際ついでに買ったんですが、後々ガッツクロームの通販で半額以下の108円で売っているのを発見。。。


ギアオイルも結構汚れていました。普段は「あれ、まだこのオイル綺麗だから使えるかも」と思うほど汚れてないんですが、流石に前回からかなり時間が経っていることもあり汚れてましたね。


プライマリーオイルも抜けきったらボルトを締めます。エンジンオイルも締めてフィルターも装着して。
そんでもってエンジンオイル投入。大体23/4本くらい使います。プライマリーはまるまる1本投入。


ちなみにプライマリーオイルのドレンボルトの締値は19−40N.m(ニュートンメーターって読むらしい)。私は間をとって30N.mくらいで締めてます。

ちなみに、メンテナンスですが、コチラの本を参考に学びました。写真付きの解説がとてもわかり易いので、これからメンテナンスを自分でし始める方にはおすすめです。でも定価2,500円とちょっと高め。。。



午前中に作業が終わったので午後は近場にぶらっと走ってきます。

先週交換した純正バッテリー、その後も調子良いです。



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