春先にロングツーリングに行った後、GWを迎えるまで本格的にバイクツーリングに行かなかったのですが、やはり連休といえばバイク。
バイクツーリングと言えば、もうiPhoneとBluetooth搭載インカムは手放せないアイテムです。
もちろん持っていなかったときでも全然ツーリングはできてしまうんですが、携帯電話と同様に一度使い始めるともう無しでのツーリングは考えられません。
インカムの技術や性能も毎シーズンよくなりますし、やはり利用するのであれば良いものを!
ということで、今シーズン、また新しいギアをゲットしてしまいました。
今回ゲットしたインカムは、『SENA SMH10D-10』 です。
メーカー:SENA
アイテム:SMH10D-10 DUAL(2台)パック
バイク用インカム Bluetooth3.0 インターコム US輸入版
値段: ¥29,800 (送料無料 by Amazon)
思わずポチってはしまったものの、すでにインカムは4機種目。。。以前持っていた機種との比較とか語り始めたら長くなりそうなので(笑)、とりあえずSENA SMH-10のレビューからしましょうかね☺
私のヘルメットはハーレー製の『HARLEY DAVIDSON CONTENTION 3/4 MOTORCYCLE HELMET』 のマットブラック Mサイズです。いわゆるジェットヘルメット。
製品に含まれているインカムをヘルメットに取り付ける台座があるんですか、このSMH10D-10はマイクがこの台座から伸びているので、ヘルメット内の配線作業が要らない分取付けが簡単ということでこちらのタイプにしました。セパレートタイプは25,000円くらいと安くなっているのでフルフェイスなどはあちらで十分かもしれません。
台座を取り付けてヘッドホンの大体の位置をきめたら、ヘッドホンを留めるためのベルクロを耳の部分に取付けます。配線はヘルメット後部の下側の方のパッドを剥がして後ろ側に通します。
特に決まった配置や作業方法は無いので、好みに合わせて配線場所を決められます。
横からみると、他のインカムと比べると大きく見えますが、実際は写真ほど違和感ないです。
後ろからみてもでっぱているようには見えますが、確かにゴッツイ外観ではありけど、大きい分グローブ越しの操作も楽です。
Bluetooth でリンクしている端末は、iPhone 5s です。Google Mapアプリをナビとして使いながら音楽を聴いています。
音質は、他社にくらべて格段に良い。すごーく良い。60KMくらいであれば音楽はボリューム半分くらいでも十分聞こえます。インカム通話もこのスピードレンジなら音声はかなりはっきりと聞こえますし、ジェットヘルのシールを上げた(オープンにした)状態でも、風切音無しできれいに聞こえます。これにはびっくり。
高速走行ですと80KM程度なら下道と同様。ヘルメットの風切音で少し聞こえずらくなるくらいですが、全然OKなレベルです。
100KMでは、音楽はまだまだ余裕。ボリューム全開にしなくても十分楽しめる音量と音質。インカム通話については、音楽プレーヤーに比べて音量が小さ目のようなきがします。音量を最大にしてもこのスピードレンジが通常会話のできる限度。
120KM(で走ったとしたら。。。汗)、音楽はまだOKな範囲。メットの風切音がひどくなるものの聴けます。インカム通話についてはちょっと厳しいです。通話になると音楽が自動で一時停止になるので、通信が来たってわかるから通話に集中できますけど。気軽に世間話って感じは無理かな。 『トイレ~』くらいなら大丈夫か(笑)
100~110KMくらいで流す分なら私には十分すぎる性能です。
そして、一番のお気に入りが、iPhoneのSIRIが使える機能! たまたまジョグダイアルでない方の小さいボタンを走行中に押したらSiriが作動。ちょうどツーリング中に知人との待ち合わせに遅れそうだったので(いつもですが、、、)、試しに音声で『○○にSMS』 と指示してみると、内容とかも音声で書き込めるじゃないですか!信号待ちとかの間に、『15分くらいおくれます。すいません』みたいな内容もきちんと送信できました。あと、走行しながら『○○探して』とかというのもばっちり。ルート案内までも立ち上げてくれます(アプリはiPhoneのマップとなります)。あと、走り出した後に音楽がうまく再生されなかったときも、『音楽再生』と言えばSIRI君がきちんとかけてくれます。Google Mapのアプリを開き忘れていても(普段はこちらのアプリをナビとして利用してます)、『Google Map』と指示すればSiri君がやはり画面を切り替えてくれます。一度バイクを止めてグローブ外して、、、といった作業が省けるのはありがたい!
昨日ツーリング仲間が同機種を持っていたので3者通話も体験。高速道路、休憩、給油、その他、ちょこちょことした連絡にとても便利。400Mくらい離れていても会話ができました(高速の直線で)。インカム本体のみヘルメットのベースから簡単に取り外せるので、休憩所でヘルメットとバイクから離れる際に本体のみ持ち歩くことができるのも盗難の心配がなく良いです。
1日ツーリングで使いましたが電池も全く問題なかったです。とても満足しています。
で、ここからは、過去に持っていたインカムとの比較。
初めて買ったのはド定番のサインハウスのB+com。こちらはやはり使いやすく音声や音楽もとてもクリアでした。が、購入して1シーズン目あたりでヘルメットを落とした際にB+comのジャックの部分を破損してしまい、メーカーに問い合わせるも修復不可ということですぐにご引退。性能は良いものの、iPhoneとの相性や使い勝手はイマイチ。私が持っていたのはもう2~3世代前の物ですので、最新のはこの点はかなり進歩しているのは間違いないですが、値段もかなり高額ですね。正直、初めての購入でセットで6-7万の出費をするのは相当の覚悟が必要です。
その後に購入したのは、Daytona の『聴くだけBluetooth』です。購入したころはソロツーリングの頻度が多くなり、また北海道へ初ツーリングに行くため、この製品のA4バッテリーで稼働する(充電することなく現地で電池がゲットできる)というところが大きな魅力でした。こちらは音楽やナビ音声を聴くのみの製品なので、ソロツーリングであればこれで十分。iPhoneとの相性、使い勝手、防水性、どれも合格点です。唯一、付属のインナーヘッドホン(メット内部に張り付けるスピーカー)を通して聴くと、音量も音質もイマイチです。ジェットヘルメットですと100キロくらいでほとんど聞こえない感じだったと思います。ただ、このインカムはヘッドホンのジャック(通常私たちが日常つかうジャックと同じ)なので、市販のカナルタイプでぴったり耳にフィットするヘッドホンを利用すれば、かなり速度を上げてもとても良く聞こえます。値段もリーズナブル。ソロで他のライダーやタンデム時に会話する必要がないのであれば、これはおすすめです。
Daytona の『聴くだけBluetooth』については過去のブログでもレビューしています(こちらをクリック)
その後、タンデム時、特にロングツーリングの際は会話もできた方が良かったので、会話通信ができる『BT Multi-Interphone』を購入。まだB+com破損のショックも残っていたので(経済的に)、ある程度性能を我慢しても予算を抑えたいということもあり、この中国製のインカムにしました。
セットで6,000円程度。。。ちょっと安すぎて不安な面もありましたが、値段を考えたらそこまで悪い製品ではありません。でも、あくまでも値段相応音質、音量、品質であると理解した上での意見です。音量・音質は全然ダメです。付属のスピーカーでは音量を最大にすると音が割れてしまい、かなり不快な音がでてきます。60~80キロくらいでの走行ならなんとか使えるレベルです。高速道路ではあまり役に立たないですね(もともと高速道路でのタンデム走行時の活用を考えていたのですけど。。。)。
定番のヘッドホン改造(他社のヘッドホンを流用する)をすればある程度音質と音量の改善はするので、100キロくらいで音楽を聴くことはなんとかできますが、これも音楽を聴くというよりはなんとなく聴こえる、、、無いよりマシ、っていう程度です。下道のタンデムツーリングであれば、これでも十分使えると思います。電池の持ちも良い(1日ツーリング程度なら余裕でもちます)ですし、なんといっても値段が安いので壊してしまったとしてもそれほど精神的ダメージは多くない。私は配線をイジッた関係で、その後マイクを壊してしまったのですが、それ以外の故障やトラブルはありませんでした。とりあえずインカムを試したいという方には良いかと思います。高速道路での利用が目的なら、他社のもうちょっとグレードの高いインカムをお勧めします(ちょっと高くてもそれだけの価値はあります!)
『BT Multi-Interphone』についても過去のブログでレビューがありますのでご参考まで(こちらをクリック)
インカム購入についての個人的結論:
安いインカムでも十分利用できますが使用できる用途が限られます(下道だけとか)。でも使い始めるととても便利なアイテムなので、安いやつかってしまうとすぐにより性能の高いのが欲しくなり買い換える可能性が高いはず(私のように)。
SENA SMH10D-10 ですが、性能はとても満足しています。使い勝手も良い。後は耐久性ですね。こちらはもし他のインカムのレビューを1~2シーズン内にまたしはじめていたら、耐久性はダメダメとご判断ください(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿